いちごを栽培しているネクサスファームおおくまは、
東日本大震災により、地域農業に大きな被害を受けた福島県大熊町が農業復興を目指して2018年に設立した、いちごの栽培・販売を行う会社です。
太陽光利用型植物工場で『夏秋いちご』と『冬春いちご』の周年栽培を行っており、いちごは収穫した全量を非破壊式放射性物質測定装置によって検査しており、安全を確認しています。
『ポットスライド型高設養液栽培』により労働負荷の軽減と、人と機械の分業を行い、農作業を楽にし、『環境制御システム』により、栽培環境、作業環境、経営環境のバランスを考えた効率的な栽培を行っています。
さらに『GAP』に基づく生産工程管理を行い、安全・安心ないちごを栽培しています。
*栽培しているいちご品種*
「かおりの」「やよいひめ」「すずあかね」など、いろいろな個性と特徴を持ついちごを周年栽培しています。
*ポットスライド式高設養液栽培方式*
高設養液栽培では栽培面を地面から1mほど上げることで、農作業を立ったまま行うことができ、腰やひざの負担が軽くなります。
また、肥料を水に溶かした養液を、株元に張り巡らされたチューブで自動的にかん水しています。
*環境制御システム*
ハウス内の温度・湿度・日射・CO2濃度などの環境をセンサーで感知します。
こうしたデータを基に、ハウス内環境を冷暖房機・ミスト・循環扇・CO2など、様々な機械でコントロールします。
こうして、いちごに適した環境を作り出し、効率的に栽培を行います。
*農場のシステム*
ハウスで行われる農作業、例えば、栽培ポットに培地を詰める、作業後の道具を洗浄する、養液を混合する、などの作業は機械化されています。
また、収穫・選果といった作業も労働負担を軽減するために、日々改善や工夫が重ねられています。
*GAP(ギャップ)とは?*
GAPとはGood Agricultural Practice の略称で、「良い農業のやり方」という意味です。
工業認証にISOがあるように、農業認証にはGAPがあります。その認証には、農作物を安全に生産するために様々な規則が定められており、遵守する必要があります。
ネクサスファームおおくまでは、GLOBAL G.A.Pの認証を取得しております。